社団法人日本畜産副産物協会
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原皮の処理と生産量
革のできるまで1
革のできるまで2
革のできるまで3
原皮の用途
原皮とは
革のできるまで2
【製造工程例】(各水洗工程は省略しました)
9.
 クロム鞣剤(三価)を皮に浸透させコラーゲン繊維と結合させ、耐熱性(40〜100℃)などの耐久性を与える。他にもタンニンなめしといった方法もあります。
ドラム。
クロム鞣剤、ソーダ灰、重炭酸ナトリウムなど。5時間以上15〜20時間。
pH:3〜4.
10.
 革中の余分な水分を水絞り機械により絞り出す。
11.     
 シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調節する。
12.
 各種用途(靴や衣料、袋物用革など)に最も適した性質の革を作る為にはクロム鞣しのみでは不十分であり、合成鞣剤や天然の植物タンニン剤を使って、用途に応じた特性を与える。
13.
 革中の酸をアルカリにより中和し、染料や加脂剤の浸透が均一になるように調整する。
ドラム。
重炭酸ナトリウム、ギ酸カルシウムなど中性酸。
30分〜2時間
14.
 染料を用いて革を希望の色に染める。染料の基本要件は、色、溶解性及び皮革への染着性であり、これら要件を備えた染料を使用して素材を着色するのが染色である。
一般に酸性染料、直接染料などは陰イオン性で、中〜弱酸性で革または革タンパク質に良く染まる。
また、加脂は精製された生油や合成油脂を用いて、革に柔軟性や豊満性などの感触の特性を付与する。
15.     
 機械(サミング・セッティングマシン)により、革中の余分な水分を絞り取り、革を伸ばす。
16.     
 革中の染料や加脂剤を固着させるために乾燥する。自然乾燥あるいは熱風乾燥する。革の感触にとって直接的に影響する重要な工程。
ガラ干し乾燥機、ガラス張り乾燥機、ネット張り乾燥機、真空乾燥機など。
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